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名張発・
「ゆるやかな協働を考える市民会議」
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事業説明会
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第1回会議
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第2回会議
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第3回会議
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第4回会議
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名張発・「ゆるやかな協働を考える」市民会議
第1回 名張市の協働とは
開催日時:平成16年10月21日、午後2時〜午後4時
開催場所:名張市勤労者福祉会館 2階 中会議室
委 員:(敬称略、順不同)古澤靖之、貝増 求、深山 なお子、数本 有喜子、辻 孝信、小島 敏孝(名張市総合企画室)、山本 順仁(名張市行政改革評価室)、松下 英子(名張市まちづくり支援室)、橋本 裕徳(名張市市民活動推進室)、長山 富巳子(名張市研修相談室)、竹田 久夫(アドバイザー)、孫 美知(事務局)、中司 治男(事務局)、金 憲裕(事務局)、松井真理子(アドバイザー:四日市大学総合政策学部助教授)
進行:みなさんこんにちは。只今より第1回名張発・ゆるやかな協働考える市民会議を開催します。本日は、名張市が取り組んでいます「市民と支え合う協働のまちづくり」について4人の推進担当者より事業説明をしていただきます。資料は、名張市総合計画概要版です。
1.総合計画における協働のまちづくり(総合企画室)
○ 同夢の皆さんによる今回の提案により、「新しい公」「協働」について職員が市民の方々と一緒に勉強する場ができたということについてお礼を申し上げます。
○ 今年は名張市市制50周年という節目でもあります。総合計画全般にわたっての特色は、市民と行政とが支え合う「新しい公」を実現するため、基本的な施策の中に「協働」の精神が反映されていることです。これからは市民の知恵とか参画とか協力を求めながら、福祉の理想郷を目指していきます。
○ 総合プランでは、人間尊重を原点に自立と支え合いで進める協働のまちづくりを基本理念に掲げています。その具体例である地域づくりの戦略としては、7つのリーディングプランとしてまとめています。その背景として、行政の財政状況、人口の減少、少子高齢化、生活様式の多様化、ボーダーレス社会の到来、地方分権社会の進展、地域間競争の激化の要因が挙げられます。
○ 名張市の特徴としては、プラス面として豊かな自然環境、文化歴史面の豊かさ、そして何よりも地域を支えるボランティア、NPOなどの市民活動の担い手である市民の方々がたくさん住んでいることです。その中には、才能持った人材がいる。
○ 名張市民は合併より自主自立を目指した。その背景には郷土愛がある。
○ 新しい公づくりは、市民起点を原則に、補完性の原則によって進められる。このことは、市民にとっての公づくりを内包している。
○ 問題は、行政依存である。
○ 機会があれば、求められる市民像を具体的にしたい。
○ 今後は、危機感の共有、プラスの要因も共有し、将来の夢につながるまちづくり実現に全力を傾けたい。
2.行政改革評価室:協働と行政改革
○ 名張市は平成14年9月、財政非常事態宣言をした。市政一新プログラムはイノベーションの考え方を取り入れているが、なかでも協働は大きな柱である。
○ 改革の時代背景として、厳しい財政状況、地方分権の進展、行政規範の見直しが挙げられる。中でも改革については、何のために行うかという問いかけを常に持ち、目的である市民の幸せが実現できる名張市を市民と一緒に作り上げていきたい。
○ 今まで公の領域は、行政が担ってきたが、今後は市民セクタと一緒に作り上げていくべきだという認識に立っている。
○ 具体的には、地域づくり予算、公民館の委託、市民活動の支援などを促進し、より効率性、効果性を求めていきたい。
○ 基本的な考え方として、ガラス張りの市政を進めるため、情報共有を通して市民との信頼関係を築くことやニューパブリックマネージメントと呼ばれる民間経営手法を取り入れ、より質の高いサービスを提供することを念頭におき、さらにサービスを担保するために市民との約束制度導入によって進めている。このことは、市民セクターの参加なしには実現できないので、あらゆる機会を通して協働を進めていきたい。
3.ゆめづくり交付金制度:まちづくり支援室
○ 名張市を14の地域に設定し交付金を支給している。地域ではこの交付金を足がかりにして自主自立の地域づくりを目指している。
○ 地域では、地域づくり委員会を設置し、地域内の事業を検討・実施する。
○ 地域づくり協議会を組織し、各地域の活動状況や共通課題解決のための意見交換会を行ったりそのための研修も行っている。
○ 名張市は地域の取り組に対して、名張市地域推進支援チーム(7人から11人で編成)を設置し、支援活動を行っている。
○ 担当者として、地域の方々が地域づくり委員会をどんな組織にするのかを自らが考え、苦しんでいることが伝わってくる。行政の役割として今後どうしてかかわっていくのかが課題である。
○ このような地域活動延長上に「住民自治」があるように思う。
○ 地域づくり協議会では、報告会を開催するということで、昨年度は1月に実施したが、今年度は実践交流会をする方向で進めている。地域はこういったことを通して地域の課題を考えていこうとしている。
4.市民活動のあり方:市民活動推進室
○ 市民活動とは何かというテーマを基本に、協働を考えている。
○ 行政組織内において、業務を見直していかないと市民活動が見えてこない。
○ 市民活動は、25年前地域づくりという言葉で使われていた。当時私は名刺に名張市役所○○課と入れていたが、上司より「名張市○○課」にした方が良いと指摘された。その時以来、行政とは何かというテーマをひも解いていくことが市民との関係を理解していくうえで重要なことだ思っている。
○ 今年、市民活動を支援センターを開設したが、市民活動あり方を考えるのは行政ではないことが原則。
○ 名張市ではボランティア、環境、地域づくり、NPOなどの団体が数百団体あり、これからは公益領域での社会貢献団体として自立、対抗さらに協働が複雑に絡み合っていくことが予想される。
○ 市役所という自治体組織は法律の中で保障されていることなどが、市民活動は異なる。これらの課題については、名張市総体として考えていかねばならない。
フリートーク(自由な意見交換)
○ まちづくりにかかわる行政職員の評価はどうなっているか。
○ 市民に評価される仕組みはきわめて重要であるが、具体的に何をどのようにしていいのか分からないという現状です。
○ 職員は市民活動に参加することが、仕事の延長であるとか、市民としてかかわるとか判断が問われている。
○ まちづくりに参加する市民、参加しない市民、さまざまな価値観があり住民間においてもコンセンサスづくりが難しい。
○ 問題提起として、行政職員は給与を保証され、住民がボランティアであるという前提が行政の中にあることがおかしい。
○ 最近、夜7時から始まる会議が増えている。参加者の方に行政職員がおり、中に残業手当や交通費が支給されているケースもあり、これで協働といえるのかいささか疑問だ。また、担当者の移動によって、業務内容の引き継ぎがされてないケースもあり、民間では考えられない。
○ 行政職員の発言の中に、「わかりません」「勉強します」ということを聞くが、会議に参加して市民を前にどういう神経で言っているのか疑問に思うことがある。
○ 最近、補完性という言葉が一人歩きしているが、行政のかかわる範囲は明確になっているか、また、三重県との関係において役割分担が明確になっているのか、疑問に思うことが多い。
○ 役割分担と資金との関係は特に重要であるが、この点については何も触れられていない。
○ 市役所職員は市民が多い。しかし県民局では、地域外の人が多い。
○ まちづくりに参加する職員、参加しない職員を、どのように評価しているのか。一生懸命やっても評価がなければやる気は低下するのではないか。
○ 評価について一言いえば、評価する人材が評価されたことのない人がしているケースが多く、経験不足やスキル不足での評価はいささか疑問に思う。特に、数値での評価はそこに市民参加がないと、担当者の思惑が働きやすい。
○ 名張市では今年から行政評価を導入したと言っているが、中には止まっているケースがみられる。
○ 事務事業評価は、並べて比べると低い点数を過小評価する傾向にある。内容によっては重要な事業もあり、、数字よる評価はいささか疑問である。
○ NPOに対する評価では、目的を不明確状態で、評価することのみを優先するがために、間違った評価につながりやすい。特に、評価する側の経験不足が問われてくると思う。
○ 数値による評価は発展途上です。
○ 評価は事業効果を低めに設定すればレベルの達成が可能になる。
○ 評価の目的のひとつには市民満足度が高めることが求められているが、その仕組みづくりが市民に遠い行政主導で行われているということが問題である。
○ 三重県は自己評価を展開しているが、自分で考えた目標を自分で評価している。しかし、最終的には県民参加が求められる。
○ 評価があいまいならばプロセスの公開を入れた方がわかりやすい。
○ 総合プランを聞いていても、名張市の将来イメージが具体的に見えない。そして、読んでいても行政用語の意味合いがよくわからない。そのようなことが市民参加を阻害する要因になっている。
○ 行政と市民セクター間でも、概念のすり合わせがないので、食い違いの原因となっており具体的に分かりやすくしてしてあげないといけないと思う。例えば総合プランのことに関して市政用語サロンを設置して職員と市民が学ぶ場があればいい。
○ 予算制度はスタートしたばかり。職員評価をの仕組みが出来上がっていない。また助言を求められたとき今後どうしていいのかわからないのが現状。
○ まちづくりは、平成8年度から始まっているが第三者から意見を聞いたことがない。
○ 評価は、やった人に見える形にしてあげないとやる気は低下する。そうなると、やっても、やらなくても良かったらやらない。
○ わが地域では、公民館の委託を受けて、有償,無償について時間給720円月額7万円ぐらいで8時半から7時まで働いている。用事がないかぎり土・日も出勤している。
○地域づくり委員会自体の運営は、今のところ無理して続けているが、継続できない。人に予算をつけていないところが一番の問題。そして、3人の監事を他の地区よりお願いしている。運営について無報酬は問題と指摘されている。
○ 協働は、役割分担と資金の関係を真剣に考えないといけない。
○ まちづくりの視察で内閣府の方が来市され、後3年してもう一度来市したいと言っていた。ボランティアは疲れる。今は義務感に支えられて地域の方が参加しているが、税金の投入を視野にいれその補完を考えないといけない。
○ 地方分権は、国への依存からの脱却、自立とか言っているが、政策推進主体として何ができるのか、何ができないのか検討しなければいけない。そこから、総合プランに遂行に邪魔になっている法律、制度や規則を見直していかないと空論で終わるのではないか。
○ 三重県との役割分担は具体的になっているのか。
○ 住民自治を視野に入れたまちづくりは、ひとつの部署が担当では無理。もっと総合的なスキーム作りが必要ではないか。
○ 新しい「公」が打ち上げられているが、本音のところ、じゃあ、今からどうするのという状態。
○ 市民から見て、人事異動で職員が生かされる配置転換がされているか疑問だ。どうしてこんな人がというケースが多い。適材適所になっていない。処遇制度を確立してやる気を出させる仕組みづくりが重要ではないか。
○ 市民満足とか言うと、評価するのは市民だ。しかし現実はそうなっていない。市内部で査定をしていることが問題。
○ 県の会合で職員が「よくわからない」という発言を耳にする。県民の前でどういう神経なのか理解に苦しむ。民間ではお客様の前で、担当者が良くわからないと絶対言わない。
○ 名張市市民活動支援の担当者は以前から地域貢献活動をされており、悩んだときに相談に乗ってくれる。こういうケースがいい。
○ まちづくりの研修は一般市民、市主導で行っていない。研修は各地区ごとでおこなっている。
○ まちづくり研修のメニューは市民提案ができない。
○ まちづくりの現状は地域によって温度差があり、地区の不公平感に行政はタッチしていない。
○ まちづくり交付金は地域で使い道を決定している。平等性が失われている。
○ 以前、別の市民会議で交付金の使い道について意見が出た。何でもいいという意見に反対があったが名張市は実行した。
○ これからは自治体間の競争の時代が始まる。介護保険はその一例。
○ 問題がおきたとき、平等性か自主性なのかを検討してどちらかが発展していく。
○ ある地域では、敬老の日に今まで2,000円出していたが、今年は1.500円で我慢してもらった。総会でもめたが仕方がない。
○ 地域の活動は現状、美化、ごみ、公民館、公園管理委託で収まっているが、今後道路づくりまで発展するか。その途上で行政の平等性や公権力の行使など住民活動との接点で探ることが究極のテーマ。
○ 新しい公は、市民との役割分担を言っているが、市民側には補完性の原則を求めながら行政側の責任は不明確。行政にとっての自己責任とは何か。
○ 名張市内部の各部署が一同に介する協働に対する検討会の場作りが必要ではないか。できればそこで市民と一緒に考えることが協働ではないか。
○ 地域交付金を一律支給しているが、何もしないところと一生懸命しているところの評価をどこかでつけてほしい。
○ やりたいこと、やる気のあるひとを育てるのがまちの責任だと思う。
○ 今回は、自由な意見交換を通して名張市の現状の一側面を共有した。次回会議は「問題点の整理」をテーマに11月18日(木)、午後2時〜、名張市勤労者福祉会館で行うことを確認し、第1回の市民会議を終了した。
U.協働の論点(第1回会議議事録より)
議事録より松井アドバイザーのご支援で論点整理をしました。以下の通りです。次回会議(11月18日)は以下の項目を中心に「問題点の整理」を行う予定です。宜しくお願いします。
1 市民参加の行政改革
(1)市民と行政の協働による財政危機の乗り切り方(総合企画室・行政改革評価室)
(2)市民と行政の協働による行政規範づくり(行政改革評価室)
(3)市民参加による行政職員評価(フリートーク)
2 市民参加の政策評価・事業評価
(1)市民参加による事務事業評価(フリートーク)
市民満足の評価を市民が行うしくみづくり(フリートーク)
(2)まちづくり交付金の評価(フリートーク)
地域の自主性(住民自治)と使い道の不公平感の兼ね合い
3 「新しい公」のしくみ
(1)行政とは何か・行政の役割とは何か(市民活動推進室)
(2)協働の役割分担と資金負担(フリートーク)
(3)職員の市民活動・地域貢献活動への参加のしくみ(フリートーク)
(4)市民の政策形成段階での参加のあり方(フリートーク)
例)まちづくり研修のメニューの決定への参加
4 住民自治の領域(フリートーク)
住民自治の現状(美化、ごみ、公民館、公園管理委託)と将来像(道路管理など)
住民自治のあり方
5 その他
(1)総合プランの行政用語の協働研究(フリートーク)
(2)やる気のある人を育てる行政(フリートーク)
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