識名園-琉球王家の別邸

那覇に住んでいるといつでも行ける案外観光名所は案外訪れなかったりします。私が初めて訪れた「識名園」のリポートをお届けします。

識名園の基本情報

識名園

識名園(しきなえん)は、琉球王家の別邸として今から200年ほど前に建てられ、王家の保養や中国の皇帝の使いの冊封使(さっぽうし)をもてなすために使われていました。

対戦で壊滅的な被害を受けました。1975年から整備がすすめられ、約20年の歳月と約8億円の費用を費やして今日のような姿を取り戻し、2000年に世界遺産として登録されました。

場所は那覇市の真地(まあじ)にあります。モノレールの首里駅からは少し遠いので、車かバスで行くのが良いと思います。

水曜日が休園日となっていて、臨時休園することもあるので、訪問する際はHPで確認してください。

識名園の見どころ

育徳泉(いくとくせん)
育徳泉

ずっと水が湧き出している泉は、見たことのないクリアなブルーの水で神秘的でした。池の水源でもあります。

御殿(うどぅん)
御殿

赤瓦の屋根が特徴の識名園の母屋でたくさんの部屋が連なっています。冊封使などをもてなした部屋からの庭の眺めは、本当に美しく眺めを考えられて作られていることがわかります。いかに、冊封使を大切に思っていたかがわかりますね。


池

池の周りをぐるっと回れる「廻遊式庭園」は、日本庭園の様式です。本土のお寺やお城でも見ることが出来ますが、識名園は本土とはちょっと違っていて、和・中・琉の文化が見事に融合したお庭です。

庭

池の周りは琉球石灰岩が積んであり、ソテツなどの南国の草木も配置されています。道は石を埋め込んで、雨でぬかるまないように工夫されていて、先人たちの智恵を垣間見ることが出来ます。なんだか、空気までおいしい気がしてきます。

石橋
石橋

池にかけられた大小2つの石橋は、中国風のアーチ型のデザインです。和・中・琉が見事に融合していることがわかります。

六角堂
六角堂

池に浮かぶ島に作られた六角形の東屋(あづまや)です。屋根の形や黒い瓦は中国風で、オリエンタルな趣きがあります。

勧耕台(かんこうだい)

池から少し登ったところに、勧耕台があります。ここは展望台になっていて、那覇の町並みを見渡すことが出来ます。

那覇の町並み

でも、海は見えないような設計になっていて、これは案内した冊封使に”小国と思われないように、海も見えないほど広大な国土があるように見える”と演出されているのです。いにしえの人々はどのような眺めを見たのでしょうか。

識名園で撮影も行われていました

この日は広告のため?撮影が行われていました。琉装を着た男性がお庭で三線の演奏をしているところでした。

前日の雨が木々を潤し、緑色が鮮やかです。広々としたお庭での三線の調べは澄んだ空気に乗って、識名園の雰囲気にぴったりで、”琉球”を満喫できました。

識名園は車椅子での散歩は難しい

識名園の中は石畳があったり凸凹の道が多い為、車椅子での入場は難しいでしょう。バリアフリーもされていない為、周りのサポート無しで見て回るのは難しいかと思います。

識名園へ行く時に注意することは

とても広くて(面積は41,997平方メートルで、約12,726坪)。小石を敷いた道なので、履き慣れたくつがお勧めです。石の道はすべりやすいので、ヒールなどは避けたほうがいいでしょう。

四季を通じて楽しめますが、夏は日差しが強いので、紫外線対策が必要です。日焼け止め、帽子、日傘を持って行くと良いでしょう。

また、腰をおろすところはありますが、茶店や自動販売機はないので、飲み物は持って行った方が良いと思います。

周囲にもお茶が飲めるお店はありません。世界遺産なので、庭園の中に茶店や自動販売機を設置することは難しいかもしれませんが、駐車場付近にお茶が飲めるところがあったらなぁと思いますね。けれども、沖縄の風流を味わえるスポットです。是非一度足を運んでみませんか?

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