沖縄のバスは難しい?

沖縄は電車がないので車社会です。一家に一台どころか、一人一台持っていたりします。沖縄県民には、バスに乗ったこともない人もいるくらいです。沖縄のバスは難しいのでしょうか? 調べてみました。

沖縄のバスの基本情報

沖縄のバス

沖縄にはバス会社が4社あります。沖縄バス、琉球バス交通、那覇バス、東陽バスです。沖縄はバスの路線の数が多いので混乱します。路線によっては、1時間に1本など、本数が少ないものもあります。路線は多いけど、本数は少ないのは不便です。

那覇市内を走る「市内線」と那覇から本島各地を結ぶ「市外線」があります。那覇市を走る市内線なのに、拠点の新川営業所は南風原町(はえばるちょう)にあるのはややこしいです。

だいたい、市内線は系統番号が1~19で前乗りで料金先払いです。市外線は系統番号が20以降で、後ろ乗り、料金後払いです。・・・とはいっても例外もあります。

以前市役所でもらったバスマップは無料で良かったんですが、情報が古くなってしまったので、新しいのをもらおうとしましたが、「ない」との答えでした。最近は便利な乗り換え案内のサイト「バスなび沖縄」を利用しています。誰もがサイトを利用できるわけじゃないから、バスマップも更新して欲しいです。その他にも以下のような色々な問題があります。

  • 利用者の減少による運行本数の減少
  • 道路渋滞が激しい
  • 排気ガスによる環境破壊
  • バリアフリー対策の遅れ

様々な種類の乗車券や割引

バスをよく利用する方はどのような割引券やフリーパスがあるのか把握している方も多いかと思いますが、初めてバスを利用する観光客にとってはどのようなものがあるのか分からないというのが現実。お得な乗車券や割引をいくつかご紹介したいと思います。

OKIKA

ICカードのOKIKAは、モノレールもバスも利用できます。1か月の利用金額がモノレールで3,000円以上、バスで5,000円以上になるとポイントがたまって、利用料金としてチャージすることが出来ます。

バスモノパス

那覇バスとモノレールが乗り放題の一日乗車券です。大人1,000円で、お得な割引もついています。

バスの日記念フリー乗車券

琉球バス交通・沖縄バス・東陽バス・那覇バス(リムジンバスと高速バスを除く)がバスの日(9/20)近辺の指定された休日の3日間で乗り放題になります。大人2,000円。

ゴールデンウィークフリー乗車券

琉球バス交通・沖縄バス・東陽バス・那覇バス(リムジンバスと高速バスを除く)がゴールデンウィークの指定された休日の2日間で乗り放題になります。大人1,000円。

お得な乗車券!知らなかったものもあるのではないでしょうか?やっぱり知られていないっていうのが一番の問題じゃないでしょうか。

沖縄のバスはなぜ利用者が増えない?

利用者が少ないことの原因を私なりに考えてみると・・・

ズバリ、わかりにくいからです!まず、バス停が目立ちません。

バス停

やっと見つけても、表示がわかりにくくて、ひどいと停留所の名前さえわからないものもあります。”BUS STOP”の表示がないところも多いように思います。

どのバスが停まるかは、時刻表を見なくてはなりませんが、文字も細かくて見づらいです。同じ名前のバス停が複数あったりもします。

沖縄に住んでいる人でも分かりづらいと感じているので、観光客、まして外国人観光客にはもっとわからないと思います。

とは言っても最近のバス停には変化も見られています。以下のバス停は比較的新しいバス停で、大きくてわかりやすいです。

バス停

屋根やサイドにアクリル板もついているので、沖縄の強い日差しも風や雨も防げます。英語で表記もされていて、時刻表が大きくて見やすい!あちこちで工事しているところを見かけるようになりました。全部の停留所がリニューアルされると良いですね。

那覇バスターミナルは工事中

新しいバスターミナルは、11階建ての複合施設になる計画で、県立図書館、就労支援センター、観光案内所、商業施設、オフィスなどが入居する見込みで、2018年3月完成を予定しています。

わかりやすくなって、利用者が増えることで、様々な問題が解決されることを期待します。

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