スーパーへ行くと県外から運ばれた食材は運賃がプラスされるので、金額が高くなりがちです。そこで「地産地消」を考えるようになりました。やはり、地元で採れる食材が一番ですね。今日は沖縄県産のきのこをたっぷり使った料理の作り方とレシピをご紹介します。
親子で簡単きのこ料理教室
もともときのこは琉球料理にはあまり使われていなかったようです。沖縄県での食用きのこの栽培は本土復帰後のことだそうで、歴史としては浅いのですが、ここ十数年で生産量が急激に増加しています。
沖縄でも、いつでもきのこが手に入るようになりました。安価で栄誉豊富!食物繊維、ビタミン、ミネラルが多く摂取できるきのこをもっと食べてもらいたいと「沖縄県産きのこ消費拡大事業」の主催で、きのこ生産者からきのこを提供してもらい、沖縄電力のIH調理器の体験型ショールーム「カエルぴあ なは」で親子料理教室が開催されました。
「カエルぴあ なは」は毎週IH調理器を使った料理教室が開催されているので、道具も揃ってますし、収納も機能的でした。ロッカーも完備されているので手荷物をしまうことも出来ます。至れり尽くせりで、親子の参加で無料!ってうれしいですね。
簡単きのこ料理を作ろう
今日のメニューは「きのこと島豆腐のハンバーグ アーサソース」「焼ききのこと鮭の混ぜご飯」「きのこがいっぱいポタージュスープ」の3つです。
まずは調理専門学校の講師の方が、全部を作って見せてくれました。
その後でグループに分かれて調理を開始します。実際に作ったレシピを紹介しますね。
材料は6人分ですが、実際にはボリューム満点で8人分くらいできました。実際に作るときは調節してください。
きのこと島豆腐のハンバーグ アーサソース
<材料>
ハンバーグの材料
- ぶなしめじ 150g
- えのきだけ 150g
- 豚ひき肉 250g
- 島豆腐 400g
- 玉ねぎ 1/2個
- しょうが 1かけ
- 塩 小さじ1強
- 片栗粉 大さじ3
アーサソースの材料
- 乾燥アーサ 15g
- かつおだし汁 700g
- しょう油 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
- 片栗粉 大さじ1強
- だし汁 大さじ2
- 油 大さじ3
<作り方>
- 島豆腐は水きりをしておく。
- 玉ねぎはみじん切り、きのこは細かいみじん切り、しょうがはすりおろす。
- ビニール袋に島豆腐、豚ひき肉、きのこ、玉ねぎを入れて揉むようにして混ぜ合わせる。塩、片栗粉、しょうがを加えてさらに揉んで混ぜ合わせる。
- ハンバーグだねを6等分にして、小判型に成形する。
- フライパンに油を熱し、ハンバーグを入れる。ふたをして中火で5,6分蒸し焼きにする。ひっくり返してさらに焼き、中まで火を通す。
- アーサを水で戻し、ざるにあげる。鍋にだし汁を入れ、しょう油、みりん、塩で味をつけ、だしで溶いた片栗粉を入れてとろみをつける。火を止めてからアーサを加える。
- お皿にハンバーグを盛り付け、アーサソースをかける。
焼ききのこと鮭の混ぜご飯
<材料>
- ぶなしめじ 100g
- 生しいたけ 100g
- エリンギ 100g
- 鮭 3切れ
- 白ごま 大さじ2
- ネギ 適量
- 米 3合
- 水 3合目盛分
<作り方>
- 米を研ぎ、普通に白米を炊く。
- ぶなしめじは小房に分ける。しいたけ、エリンギは薄切りにする。ネギは小口切りにしておく。
- 鮭ときのこに塩をして、グリルで焼く。
- 鮭が焼けたら、骨と皮を取り、ほぐしておく。
- 炊けたご飯にほぐした鮭、きのこ、白ごま、ネギを加え、混ぜ合わせる。
- お茶碗に盛る。
きのこがいっぱいポタージュスープ
<材料>
- ぶなしめじ 100g
- 生しいたけ 100g
- エリンギ 100g
- 玉ねぎ 1個
- ベーコン 2枚
- パセリ 少々
- バター 40g
- 小麦粉 40g
- 牛乳 3カップ
- 水 3カップ
- 固形スープ 2個
- 塩 少々
- コショウ 少々
<作り方>
- 玉ねぎは薄切り、ぶなしめじは小房に分け、しいたけは薄切り、エリンギは3センチの長さに切って手でほぐす。ベーコンは5ミリ幅に切る。
- 鍋にバターを溶かし、ベーコン、玉ねぎを炒める。しんなりしたら、小麦粉を加えて炒める。
- 2の鍋に水、固形スープを崩しながら入れて、木べらでなべ底からかき混ぜる。
- とろみがついたら、牛乳を加え、一煮立ちしたらきのこを入れる。しんなりしたら、塩、コショウで味を調える。
- カップにスープを入れて、刻んだパセリを散らす。
きのこ料理の実食です
出来上がったきのこ料理はこちらです。
ボリュームたくさんで、おかわりもあったくらいです。旬のおいしいきのこを提供していただいたので、旨みがたっぷり、沖縄の県産食材もたっぷりで沖縄の食の豊かさが感じられます。
今回は子供もいたので、少し優しい味付けになっていました。家族構成によって味付けを変えたり、大人だけコショウなどをプラスしてもいいと思います。スープは鶏肉でもおいしく出来ますし、ハンバーグはソースを変えても作ってみたいと思いました。
子供も大活躍で、いろいろ出来た上においしかったと満足していました。
きのこは和食にも洋食にもなるし、脇役だけでなく、主役にもなりえます。是非みなさんも作ってみて下さい。