沖縄県民が花好きな秘密を探る

ハイビスカス

沖縄のホームセンターに行くと、カゴ一杯に花の苗や土を詰め込んでいる人をよく見かけます。しかも花好きに男女関係ないところがまた不思議…。なぜそんなに花が好きなのか、その秘密を探ってみました。

グリーンカーテン狙いで花を育てている?

一年を通して温暖な気候の沖縄では、季節に関係なくいつでも色鮮やかな花を見ることが出来ます。とはいえそんな沖縄だからこそ、夏の暑さは地獄のような状態です。

でも「暑いから」といって昼間からガンガンにクーラーをかけていれば、電気代がとんでもないことになるに決まっています。もちろん年金暮らしをしていれば、そんなに余裕があるとも思えません。

となれば一つ思い当たるのが、「グリーンカーテン」です。グリーンカーテンというのは、ツタ系の植物をカーテン状にすることによって室内に直射日光が入り込むのを防ぐというものです。6月の中旬ごろには梅雨明けをしてしまう沖縄では、夏の期間が果てしなく長い…。つまり「暑さ対策をしなければ夏を乗り越えられない」というわけです。

ところがホームセンターで人気があるのは、グリーンカーテンの素材となりそうな植物ではありません。夏野菜の代表選手「ゴーヤー」はたしかに人気ですが、グリーンカーテンが目的で購入するというわけではなく「家庭菜園」の方がメインのようです。つまり「グリーンカーテンが人気だから沖縄県民は花が好き」というわけではないようなのです。

実際に育ててみながら花好きの秘密を探ってみる

「机上の空論よりも実践あるのみ!」ということで、ガーデニングなんてほとんど体験したことがない私も試しに花を育ててみることにしました。とはいえ初心者のうえに賃貸住宅住まいの私にできるのは、せいぜいベランダで育てられる範囲のものに限られます。

ちなみに「やるからには失敗はしたくないよね…」という小心者の私ですから、小学校時代に授業で育てた経験がある「アサガオ」に挑戦してみました。ついでに植えたアサガオの種は、隣に住むおばさんの庭に咲いた去年のアサガオの種。元手は0円だし気楽な気持ちで実験です。

とりあえずプランターに土を入れ、小学生時代の記憶を頼りにアサガオの種をまいてみました。1日、2日目は特に何の変化もなかったわが家のアサガオ。「さすがに初心者が隣のおばさんに貰った去年のアサガオの種で挑戦してもダメだったか…」と思ったのですが、さすが沖縄!そこは一味も二味も違っていました。

なんと3日目の朝にはニョキニョキっと芽が出始め、夕方ごろになると完全にアサガオの赤ちゃんたちが姿を現しました。そして次の日の朝になるとさらに成長…。

そして一週間目になるとこうなります。

アサガオ

すさまじい勢いで成長しています。あっという間にプランター中がアサガオで埋まった上に、陽がよく当たる方からグングン成長していきます。

このアサガオを見ていて思ったのは「沖縄でガーデニングをやると、常識以上のスピードで成長を実感できる」ということです。とにかく日光だけは十分に当たる上に、時折激しいスコールも降ってくれるため多少水やりを忘れていてもなんとかなります。

「もしやこの成長速度の速さが沖縄県民のガーデニングへのモチベーションを上げている?」。正しい答えではなかったとしても、少なからず私自身はそう感じられただけに、たくさんある理由の1つであることは間違いなさそうです。

成長スピードが速いだけに弊害もある

実はわが家にはアサガオを育て始める1ヶ月くらい前から「ラベンダー」という同居人(植物?)がいます。とはいえこのラベンダーも友人から「余ったからあげるよ」といわれて種を貰ったことがきっかけだっただけで、私が特別に花好きだというわけではありません。

友人に言われた通りのサイズの植木鉢を購入しタダで貰った種を植えてみたのですが、これが予想外の状況に今陥っています。

ラベンダー

本当に言われた通りのサイズの鉢を購入して言われた通りに植えたのに、植木鉢のサイズを無視してどんどん成長していくんです。今のところまだこの状態でおさまっているので良いのですが、さすがにガーデニング素人の私でも「この植木鉢では小さすぎる…」ということはわかります。

さらに問題なのは、水道代…。とにかく日差しが強い沖縄では、こまめに水やりをしないとせっかく大きくなってもすぐに枯れてしまいます。かつて私も1度だけグリーンカーテンとしてゴーヤーづくりをしたことがありましたが、その時は仕事の忙しさもあって水やりをちょくちょく忘れていました。

そのせいで夕方になるとすっかり干からびてしまうゴーヤー…。「これではいかん!」と頑張って水やりを続けてきたおかげで何とかワンシーズン乗り越えられましたが、その月の水道代がびっくりするほど上がっていました。

成長速度が速いということはその分育てる楽しみも増えるわけですが、決して弊害がないというわけではないということを身をもって知ったわけです。

沖縄県民の花好きは「花を育てるモチベーションが高い環境にある」が原因か?

私の友人も近所に住むオジーやオバーたちも、みんな何かしらの植物を育てています。もちろん「どうして花を育てているのか」という疑問はあっても、みんなそれぞれ楽しそうに育てています。その様子を見ている限り、沖縄県民の多くが「花が好き」ということは間違いありません。

ただ植物を育てる以上、そこに楽しみがなければ続けられないはずです。そう考えてみた時、「沖縄の環境が花を育てるモチベーションを上げる一つの要因になっている」とも言えるような気がします。

もしも新たに「沖縄県民が花好きな本当の理由」が分かったら、また別の機会で詳しく紹介してみることにします。

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