地元沖縄で見つけた、名前が面白い泡盛

お酒

タイ米が主原料の泡盛は、沖縄の地酒です。県内各地にある酒造所では、それぞれ個性豊かな泡盛が生産されています。でも、個性豊かなのは、味だけでなく、その名前にもあります。

泡盛の種類って、こんなにあったっけ?

ウチナンチュの夜の楽しみといえば、気の合う仲間と時間を気にせずグラスを交わす、あの瞬間。そう、「飲みにケーション」ってやつですね。

沖縄の場合、他県と比べると、この飲みにケーションの回数が、半端ない!ですから、1回当たりの飲み代は、できるだけ節約しておかなければ、破産してしまいます。そんな時こそ、絶大な存在感を発揮してくれるのが、「しまー」とよばれる「泡盛」です。

沖縄本島ですら、これだけの種類がある

沖縄といっても、沖縄本島だけではありません。宮古島や久米島、八重山列島、その他離島含めて沖縄県といっています。しかも、それぞれの場所で、その土地の特徴を生かした泡盛が作られます。ですから、沖縄県内の泡盛の種類となると、たかが泡盛といっても、とんでもないことになってしまいます。

そこで、一般的な泡盛の名前をおさらいするために、沖縄本島の酒造所で製造されている泡盛の名前を見ていきましょう。

沖縄本島南部エリアの泡盛

本島南部エリアには、「㈱津波古酒造」「宮里酒造所」「久米仙酒造㈱」「忠孝酒造㈱」「神谷酒造所」「上原酒造㈱」「まさひろ酒造㈱」があります。

忠孝

忠孝酒造の泡盛です。手頃な値段のものは、居酒屋でもよく見かけますね。泡盛の度数や古酒など、種類が相当あり、それぞれ値段もかなり違います。

太平

津波古酒造の代表的な泡盛です。すでに80年以上の歴史があるため、「しまーは太平」と決めている年配の先輩方も多いです。

いとまん

その名も通り、糸満市の泡盛です。市内の中でも最も古い酒造所である、「上原酒造」で作られています。

神泉

一般酒なのに30℃での見ごたえのある神泉は、「上原酒造」で作られています。

まさひろ

比嘉酒造の泡盛です。地元では、「まさひろブラック」の方がメジャーです。

久米仙
久米仙酒造の泡盛です。どの店に行っても、必ず目に付くほどメジャーな泡盛ですが、かなり癖があるため、好きな人と苦手な人の差が激しいです。

南光

神谷酒造の泡盛です。どちらかというと、地元のスーパーではあまり見かけないかも…。

春雨

宮里酒造所で製造されています。

響天

久米仙酒造の泡盛です。癖の強い久米仙とは違い、飲みやすく、手ごろな値段なので、スーパーでもかなりの頻度で見かけます。

海人

この泡盛は、本当にどこの店でも見かけます。地元人が集まるスーパーや居酒屋だけでなく、県内のコンビニではワンカップタイプが販売されていたり、イベントなどの屋台でも、必ずといってよいほどこの泡盛の水割りが販売されています。やっぱり値段の安さが◎!

夢航海

忠孝酒造の泡盛です。レトロな名前と、ラベルに描かれたヤンバル船のイラストが印象的です。この泡盛も、県内では超メジャーです。

沖縄本島中部エリアの泡盛

沖縄本島中部には、「(有)比嘉酒造」「泰石酒造㈱」「㈴新里酒造」「北谷長老酒造工場㈱」「(有)神村酒造」があります。

守禮
神村酒造を代表する泡盛です。度数や種類が多いので、居酒屋やスーパー以外でも、お土産や贈答品としてもつかいます。

残波

比嘉酒造の代表的な泡盛である残波には、「残波ホワイト」と「残波ブラック」があり、それぞれ、「残白(ざんしろ)」「残黒(ざんくろ)」といいます。

ちなみに居酒屋で、「残白にする?残黒にする?」というセリフが言えるようになったら、「意外と泡盛のこと、わかってるね」となります。

北谷長老

北谷長老酒造工場の泡盛です。北谷町の住民にとっては、とっても馴染みのある泡盛です。

かりゆし

新里酒造の泡盛です。ものすごく呑みやすく、しかも手ごろな値段なので、ほとんどのスーパーや居酒屋で手に入ります。

暖流

神村酒造の泡盛です。この泡盛が置いてある飲食店なら、「かなりこだわりのある店主だな」と思います。

一本松

北谷長老酒造工場の泡盛です。琉球芝居の演目にある「丘の一本松」から名前が付けられました。

はんたばる

泰石酒造の泡盛です。泡盛独特のにおいがないのが特徴です。

沖縄本島北部エリアの泡盛

沖縄本島北部には、「米島酒造㈱」「㈱久米島の久米仙」「㈱石川酒造場」「崎本酒造㈾」「瑞泉酒造㈱」「瑞穂酒造㈱」「(有)識名酒造」「沖縄県酒造協同組合」があります。

瑞泉

瑞泉酒造の泡盛です。この泡盛は、県内各地のほぼどの店でも手に入る、超メジャーな泡盛です。値段も味も手ごろなのが、地元ではウケています。

久米島の久米仙

酒造所の名前がそのまま名前になった泡盛です。工場は、航空自衛隊久米島分屯基地の近くにあります。癖がありますが、「これじゃなければシマーじゃない」という人もたくさんいます。

時雨

識名酒造の泡盛です。

瑞穂

こちらも、メジャーな泡盛ですね。種類や度数によっても味や値段に違いがありますが、一般酒であれば、ほぼ、どの飲食店でも飲むことが出来ます。

咲元

咲元酒造の泡盛です。創業が1901年ですから、かなりの歴史を持っている酒造所でもあります。

おもろ

瑞泉酒造の泡盛です。かなりの高級泡盛なので、スーパーでも飲食店でも、観光客向けのところでなければ、なかなかお目にかからない泡盛です。

この泡盛、よく見かけますね!でも瑞泉酒造の泡盛なんです。かなり癖が抑えられていて、しかも度数も20度と抑え気味なので、泡盛入門者にはおすすめです。

うりずん

県内の酒造所の中でも、唯一、瓶仕込みで製造している石川酒造場の、代表的な泡盛です。

首里天

こちらも、よく見かける超メジャーな一般酒です。瑞穂酒造の泡盛です。

この泡盛を見たら即買い!お土産にしたら絶対ウケる面白い名前の泡盛

泡盛の味が分かるようになると、一人前のウチナンチュとして認められる(?)沖縄。でも、そこまで登り詰めるには、かなりの年季とよほどの酒好きでなければ不可能。

でも、泡盛の中には、味よりも名前が面白すぎてネタになる泡盛もあります。

泡盛野郎

あまりにも個性的なこの泡盛は、本島北部の崎本酒造の泡盛です。ぽってりとした徳利型の瓶に、大きく堂々とした字で「泡盛野郎」と書かれています。かなりのインパクトです。

酒飲シーサー

いかにも、観光客向けに作られたという感じがしますが、そこはご愛敬!ウチナーでは、大酒飲みのことを「さけのまー」といいますから、直訳すると、「大酒飲みシーサー」になります。

ウチナンチュにとってはなじみのある泡盛かもしれませんが、初めて見た人にとっては、ラベルにたった一文字「び」とだけ書かれたこの泡盛のインパクトに、思わず見入ってしまうはずです。ちなみにこちらは、久米島の久米仙の泡盛です。

うーとーとー

清明祭や仏壇、墓参りなどでは必ず必要になる泡盛。だから、ボトルに「うーとーとー」と大きく書かれていても驚きません。でも、うーとーとーするとき以外は飲まない方が良いのか、ちょっと気になります。ちなみに、今帰仁酒造の泡盛です。

ハイサイおじさん

必ずどこかの酒造所にはあると思っていましたが、やっぱりありました!津波古酒造の泡盛です。ラベルに描かれたオジイの顔がかなりヤバいです。

あぐがばな どぅすがばな

これ、宮古島のおとーりという独特の飲み方をする時専用の泡盛です。

おとーりは、「ばいざけ」といって、あらかじめ泡盛を水で割ったものをボトルに詰め替えて飲むもの。そのため、アルコール度数はかなり低めの10度にして、そのままおとーりで使えるようになっています。

でも、なんて読むんでしょ?宮古島の方言は、ウチナンチュにとっても難読なのです。

のみごろひやさっさ

こちらも、宮古島のおとーり用に、アルコール度数10度にしてます。ちなみに、「のみごろひやさっさ缶」もあります。

ender(エンダー)

「泡盛なのにアメリカ―か?」と思わず突っこんでしまいたくなるのですが、こちらは、れっきとした瑞穂酒造の泡盛です。大きく「e」と書かれたラベルにかっこよさは感じるのですが、ロゴに「琉球泡盛」と書かれていなければ、たぶん泡盛とは気が付きません。

ネーミングセンスの良さに脱帽する泡盛たち

正直言うと、面白い名前の泡盛を作っている酒造所ほど、味も歴史もあるというところがたくさんあります。「なぜ、この名前が浮かんできた⁈」と思うものや、堂々とこの名前を看板に勝負をかける酒造所の姿に「さすがやっさ~」と手をたたいてしまうものもあります。

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