テレビ番組「秘密のケンミンショー」でも取り上げられたことのある栄町市場。飲み屋街だと思っていましたが、ハロウィンイベントをやっていたり、中学生が社会科の授業で見学に行ったりしていると耳にしたので行ってみました。
栄町市場基本情報
モノレール安里駅(あさと)から歩いて3分ほど。スーパーのりうぼうのすぐそばにあります。栄町市場は、戦後の復興時に誕生し、現在もなお、当時とほとんど変わらぬ姿で現存する、日本にただ一つ残された歴史の証人ともいえる市場です。
かつては那覇市の中心街として大いに栄えましたが、一時期はすっかりさびれてしまい当時の繁栄の姿を見る事は出来なくなっていました。しかしこの数年、市場の人々や県内外からこの町の魅力にひかれてやってきた人々の手によって、徐々に活気を取り戻しつつあるようです。
昼間はのんびりとした雰囲気です
栄町市場は狭い空間に、2坪や3坪のお店が軒を連ね、細ーい路地がくねくねと通っています。たいていの人が迷うでしょう。連れとはぐれたら1時間くらいは見つからないですね。リアルかくれんぼ状態です。
昼間は八百屋さんやお肉屋さん、お惣菜屋さんが営業してます。営業時間は11時くらいからなので、市場にしてはのんびりした開店時間ですね。
シャッターの閉まっているお店が多かったので、ああ~と思ったら、夕方から営業するお店なんだそうです。空き店舗はないらしいですよ。
ちゃるそばでお昼ご飯
「ちゃるそば」は以前は定食のお店だったようですが、沖縄そば専門店になりました。
営業時間になったばかりで誰もいませんでした。勇気を出して入店してみます。
にこやかに店主さんが応対してくださいました。今日注文したのは「ソーキそば 小 500円」
沖縄そばのお店はたくさんありますし、スーパーでも麵を売っているので何度も食べたことがありますが、ハズレがないです。すごいですね。
「ちゃるそば」のソーキそばは、麺が細め。煮込まれたソーキがおいしいです。かまぼこは野菜入りでプリプリの食感です。スープは鰹節、豚、鶏をあわせて作っているそうで、あっさりしているんだけど、旨みが濃いです。「これ、これ」と言った感じで、ほっこりと懐かしい感じがしました。
POTOHOTで食後のコーヒーを味わおう
「POTOHOTO(ポトホト)」は栄町市場の中にあるスタンド式のコーヒー店です。カウンターには椅子が2脚と小さなベンチがあるだけです。
ずっと気になっていたんですが、ものすごく雰囲気のある市場なので、ちょっと勇気がでず…。常連さんも多いですが、初めての人もウエルカムでした。
今日は頑張って行ってみました。注文したのは「カフェラテ」(ホット)です。350円。安!狭い(失礼)店舗で手際よく作ってくださったのが、コレ。
のんびりとカフェラテを飲んでいると、たくさんのお客様が立ち寄って行かれます。コーヒーをおいしそうに飲むオジーがいたり。豆を買う人がいたり。電話一本で出前もしていました。人気のお店なんですね。
なんと、POTOHOTOでは、あの「いまいパン」のクロワッサンを食べることが出来ます!今日はお腹がいっぱいだ~。残念~。
カフェラテは後味もすっきりしていて、とてもおいしかったです。次回は他のコーヒーとクロワッサンを食べたいなぁ。
POTOHOTOは「市場の中のコーヒーショップ」にこだわりがあるそうでバス通りにあるのは焙煎室で、店舗ではありません。
「焙煎したて」にこだわっているそうです。場所はすごーくわかりづらいですが、頑張って探していく価値ありです!
子供たちのにぎやかな声も聞こえます
小さな子供たちのにぎやかな声が聞こえます。ここ、「つどいの広場 わくわく」は0才から2才までの親子が遊んだり、情報交換できるお部屋です。お部屋の中にはおもちゃがいっぱい!
ここで友達を見つけるもよし、ママの息抜きにもぴったりです。
栄町おばぁラッパーズもいます
町おこしのために結成された、栄町のおばぁ3人組の「おばぁラッパーズ」は、うちなーぐち(沖縄の言葉)でラップを歌います。普段はお店を経営されています。おばぁラッパーズに会えたら、超ラッキーです。
毎年6月から10月の月一回、最終土曜日に屋台祭りが開かれるので、この時なら遭遇率が高まります。
私は近くの小学校のイベントで見ました。すごいノリノリでしたよ!
ちょっと独特な雰囲気がある「栄町市場」ですが、勇気を出して足を踏み入れて、お店の人に話しかけてみてください。きっと、にこやかに話してくれますよ!